オオクワガタの飼育方法

オオクワガタは国産最大級のクワガタで非常に人気が高い種類です。うまく育てれば大きくなり、80mmを超えるオスはとても迫力があります。丈夫で長生きで高温低温にも比較的強い種類です。幼虫の飼育に菌糸ビンを使えば、初心者でもそこそこの大きさの成虫を羽化させることが可能です。

成虫の飼育方法

成虫の飼育は基本的にオスとメスを分けます。オスはヒラタクワガタ類ほど気性が荒く無いので常に同居させることもできますが、成熟が十分にされていない場合はオスがメスを殺してしまったり、十分に成熟しているペアの場合でも、メスが誤ってオスのフセツを切ってしまうこともありますので、交尾させるとき以外は別々に飼育することをお勧めします。

繁殖方法

暖かい時期に1週間くらい同居させて交尾させます。その後、オスは元の飼育容器に、メスは産卵セットに投入して様子を見ます。産卵セットは加水した産卵木と、クワガタ用のマットを使用します。以下の図のようにします。

ここで使用する産卵木は複数用意したほうが産卵数が上がります。また、ただの産卵木ではなく、すでに菌糸が入っている産卵木を使用することで、さらに高い産卵数が見込めます。

約一ヶ月ほどでケースの底面に幼虫が見えれば成功です。メスを取り出して、幼虫も菌糸カップなどに入れて個別に管理し始めます。

孵化したばかりの初齢幼虫

孵化したばかりは何も食べていないので体は白い。顎は硬化しているためか、色づいている。

孵化から数日後

数日経過すると体も大きくなる。

羽化前
黒くなっているところは硬化したところ

この段階では足を一本一本動かしたりしている様子も観察できる。

羽化直後

まだ頭が完全に起き上がっていません。この後時間をかけて少しずつ頭が起き上がってきます。

上の写真から数時間後

頭はほとんど起き上がりました。あとは体全体が硬化するのをじっと待ちます。羽化直後のこの時は、羽が透き通っていてとても綺麗です。

数日後

体を効率よく乾かすためか、この時期は自らひっくり返ってじっとしていることが多い。決して弱っている訳ではないので、無理に元に戻そうとしなくて良い。

さらに数日後

見た目は大分黒っぽくなりましたが、後食まではまだまだ時間が掛かります。お腹側はまだ赤いので完全には固まっていません。餌を自ら食べ始めるまではそっとしておいてあげることが必要です。

交尾などの繁殖は基本的に翌年に行った方がいいでしょう。