どうして樹液が出ない木があるの?

樹液の出る木の特徴と出ない木がある理由

なぜ樹液が出る木と出ない木があるのか知っているでしょうか?

樹液はさまざまな木から出ますが、代表的なものがクヌギやコナラ、ヤナギの木等と言われてい
ます。主にクワガタが好む木から出ているのですね。

しかし、今説明した木にも樹液が出ている木と出ていない木があります。
まずは、樹液がなぜ出てくるかを簡単にご紹介します。
主にカミキリムシや蛾などの虫は、木の幹に卵を産みつけます。
そして、卵から生まれたカミキリムシや蛾の幼虫は、木の内側を食べながら育っていきます。
そしてカミキリムシや蛾は、内側から樹皮を食べながら外に出てきます。
その時に開けた穴から、樹液が流れ出てくるという仕組みになっています。
つまり、樹液は花の蜜のように自分から出しているのではなく、他の生き物が原因で出て来てい
るのです。
そして、毎年同じ木に蛾やカミキリムシが卵を絶対に産むという保証がないため、以前は樹液が
出ていたとしても、いつでも樹液が出るとは限らないという事です。

どうしても樹液が出る木が見つからない場合は?

樹液は毎年勝手に出てくるものではありません。

運が悪ければ見つからないといったこともあるでしょう。
そういった時のために、ムシを誘き寄せるトラップをご紹介します。
その名も「バナナトラップ」です。
これを作って日中にクワガタが好きなクヌギやコナラの木に仕掛けて夜に採集に行ってみましょ
う。
それでもやはり生き物ですので100%捕まえられると言うことはありません。
見つける確率を上げるためのものということを忘れないでください。