カブトムシの成虫の飼育方法

成虫の飼育は基本的にオス・メスを分けて行います。カブトムシの雌雄を混在させるとオスが何度もメスに交尾を迫る上に、メスは一回の交尾しか望まないので諍いが起こり、最悪メス個体が☆になる可能性があるからです。

更に羽化直後の個体はまず餌を優先するので、メスを同居させると餌を巡る“ライバル”と認識し執拗に攻撃を仕掛ける事もあります。

しっかりとしたプランを立て、それに沿った繁殖時以外は個別飼育をお勧めします。

成虫飼育のために用意するもの

私が子供の頃は家の光に吸い寄せられたカブトムシをよく「網蓋のプラケース」「腐葉土」「スイカの残り」「適当な枯れ木」等で飼育したものですが、振り返るとこれ小は全くカブトムシ飼育には適していません。案の定腹甲にダニが大量発生したり、残餌にたかる小ハエなどが絶えず苦労をしました。

これはもう昔の話で、現在は驚くほど安価で手入れのしやすいカブトムシ飼育用品が幅広く流通しています。順を追ってご紹介しましょう。

飼育ケース

飼育ケースについて詳しくは ↓

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成虫管理用マット

成虫管理用のマットについては詳しくは ↓

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昆虫ゼリー

成虫のエサについて詳しくは ↓

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転倒防止材

カブトムシの成虫は一度ひっくり返ると元に戻ることができません。転倒したまま放置するともがき苦しみ体力を消耗し、死んでしまうことさえあります。木の枝や樹皮などをケース内に入れておくと、そこに爪を引っ掛けて最悪のケースを避けることができます。自家採取したもので構いませんが、ダニなどの侵入が気になる方は天日干しをするか沸騰したお湯で滅菌しましょう。手っ取り早いのは「電子レンジ」です。電子レンジ内で生きていける生き物は存在しないので、理解が得られれば最適な滅菌方法となります。

その他あると便利なもの

成虫の飼育温度

国産カブトムシ(ヤマトカブトムシ)は、四季のある日本で生活をしています。環境の変化に強い種類ですので、基本的に常温で飼育することができます。ただし氷点下や30℃を超える酷暑が続くと流石に耐えることはできません。

屋内飼育の場合に注意する季節は「夏」と「冬」です。留守時の密閉環境や南向きの部屋で飼育し、気温が常に30℃を超える場合は黄色信号です。エアコンをかけ20℃半ばの気温を保ってあげましょう。

冬はしっかりと休眠してもらうために、外気温に近く温度変化の少ない暗所に置いておきましょう。屋外で飼育する場合は、日光が直接当たらない日陰で飼育します。太陽光が直接飼育ケースに当たると、逃げ場のないケース内ではあっという間に★になってしまいます。冬は氷点下を下回らない環境に置いてあげる配慮が必要です。

冬場の管理 

基本的に国産カブトムシの成虫の冬場の管理は不要です。カブトムシはその大多数が交尾・産卵を終えると、冬を迎える事なく死んでしまいます。生き物を飼う以上、寿命は避けて通れません。レアケースですが冬眠・越冬をする成虫も存在します。

成虫飼育のポイント

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